購入時のレシートは査定にどう影響するか|効くのは税の計算です
レシートは、査定の金額そのものには効きません。効くのは、そのあとの税の計算のほうです。
公開
査定の金額は変わりません
先に申し上げておきます。買われたときの値段が分かったからといって、買取の金額が上がることはありません。
査定は、今のお品物の状態と、そのときの市場の状況で決まります。過去にいくらで買われたかは、そこに関わりません。
ですので、「高く買ったのだから」という形で金額が変わることはありません。この点は、先にお伝えしておきます。
では意味がないかというと、そうではありません。別のところで効きます。
効くのは税の計算です
お売りになった金額から、買われたときの金額を差し引く。これが税の計算の組み立てです。
レシートは、この差し引く側の金額を示すものになります。ここでは、はっきり効きます。
買われたときより安くお売りになったのであれば、差し引いた時点で残らないことになります。それを示せるのが、この紙です。
なお、当店では、お持ちになった紙を見て「これで足ります」と申し上げることはいたしません。判断する立場にないためです。
お手元にあれば、捨てずに取っておいてください。
計算の組み立ては譲渡所得の考え方の記事でご説明しています。
感熱紙は消えます
ここが、実際にいちばん困るところです。
レジから出る細長い紙の多くは、熱で字を出す仕組みです。時間が経つと、字が薄くなって消えます。
引き出しに入れておかれただけでも、何年かで読めなくなります。日の当たるところや、温かいところではもっと早く消えます。
ですので、まだ読めるうちに、コピーを取るか、写真を撮っておいてください。それだけで残ります。
すでに薄くなっているものでも、お持ちください。残っている部分だけでも手がかりになります。
コピーを取られる場合は、普通の紙に取ってください。コピーであれば、消えることはありません。
書かれていてもそのまま使えないことがあります
見つかっても、そのまま使えるとは限りません。
- 一式の合計しか書かれていない
- 下取りが引かれて、差額だけが書かれている
- 品名が略号で、どの品物か分からない
- 分割の一回分しか書かれていない
- 外国のお店のもので、外貨建て
こうした場合にどう扱うかは、事情によって変わります。税務署にお尋ねください。
分からない場合の扱いは取得価格が分からない場合の記事にまとめています。
当店の控えとは別のものです
取り違えやすい点を書いておきます。
お売りいただいた際にお渡しする控えは、お売りになった金額を記したものです。買われたときの金額ではありません。
計算では、この二つを差し引きます。ですので、両方が必要になります。
控えは当店から出せますが、買われたときのレシートは当店にはありません。お客様のお手元にしかないものです。
お売りになる前に、一度お探しになっておくことをおすすめします。
なくされた控えについては、店頭でお申しつけください。記録は残しています。ご本人確認のため、身分証をご提示いただきます。
よくいただくご質問
レシートがあると高くなりますか
査定の金額は変わりません。効くのは税の計算のほうです。
字が薄くなっています
そのままお持ちください。残っている部分だけでも手がかりになります。
一式の合計しかありません
そのまま使えるとは限りません。扱いは税務署にお尋ねください。
お店の控えで代わりになりますか
なりません。控えはお売りになった金額です。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、お手元にある紙をお預かりします
- お品物を査定します
- 金額をお伝えします
- お売りいただく場合は、本人確認の手続きを行います
- お持ちいただいた紙は、控えと一緒にお返しします
ご予約優先でお受けしています。紙はこちらで預かったままにいたしません。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- レシートがあっても、査定の金額は変わりません
- 効くのは、そのあとの税の計算のほうです
- 感熱紙は消えます。読めるうちにコピーか写真を残してください
- 一式の合計や下取り込みでは、そのまま使えないことがあります
- 当店の控えは、買われたときの金額ではありません
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
